つくし保育園の食育

食育について

つくし保育園の「食育」は、子どもたちが食事以外で様々な食に関心を持ち、知識を身につけ、食への理解を深めていけるよう様々な工夫をこらして取り組んでいます。

夏になると園庭菜園が活発になっていきます。毎年、子どもたちとどんな野菜を育てるか相談し、苗や種を買いに行き、土を耕す体験からはじめます。苗植え・種まき・水やり・観察・収穫をして、植物の成長を喜び、給食やおやつの時間にいただきます。

また、クッキング活動では洗う・皮をむく・混ぜる・切るなど、各学年に合った作業を取り入れています。「とうもろこしの皮むき」「トマトのケチャップづくり」「クッキーづくり」「おにぎりづくり」「蒸しパンづくり」など、毎月その季節に合った内容で食育活動をおこなっています。

食育についてイメージ

食材を利用した活動では「野菜スタンプ」「玉ねぎの皮で染物」などの制作も取り入れています。子どもたちと一緒に「どんな形をしているのかな?」「葉っぱの模様はどうかな?」など、観察をおこなって実際に手で触れて見ることで、より野菜が身近なものに感じてもらえるよう工夫しています。

食べ物や作ってくださった方に感謝し「いただきます」をする。何かをしたから「食育」ではなく、日々が「食育」の気持ちでやっています。

子どもたちの食事シーン

保育士の気づき

保育士と子ども

「食育」の中でも、私たちは日本文化に触れる機会を大切にしています。

例えば、秋になると給食でさんまをいただきます。さんまの生態から学び、実際にさんまを1尾手に取り、体の器官・目や口ばしの色・形状を確認し、食べ物への感謝・命の大切さを感じてもらいます。いただく際には、骨の取り方を学び、さんまのすべてを余すことなくいただきます。

冬になると寒仕込み味噌づくりを行います。大豆を茹で、つぶし、混ぜて、丸めて寝かせます。仕込んだ味噌は来年の冬に、子どもたちが味噌汁づくりをおこない、いただきます。「もう味噌できたかな?」「早く食べたいね!」など、来年の冬を楽しみに過ごしています。

食事例

また、食事マナーも食育活動の一環になります。食べる姿勢や箸など食具の持ち方・並べ方など、食事をいただくうえでとても大切です。絵本やカードなどを使用し、子どもたちに楽しんでもらいながら指導をおこなっています。

ふと日常を振り返ると「食育」は特別なものではなく生活の中に溢れており、生活の中で育まれる生きる力になります。「いただきます」「ごちそうさま」も食事のご挨拶は「食育」だと考えています。毎日ひとつひとつに「気づき」を与えることで、子どもたちが「食べる」や「食事」というかたちを認識して命をいただくことに感謝の気持ちを込めて、意識づけできる時間を大切にしています。

子どもたちの姿

食事は「心と身体の健康」を作るエネルギー源です。子どもたちにエネルギーの仕組みを知ってもらうことも「食育」において大切な知識の一つです。

子どもたち自身も “三色食品群(さんしょくしょくひんぐん)” を学ぶことで、「白米はエネルギーのもとだよね!」「お肉とお魚は身体を作るんだ!」など、給食のメニューにあてはめながら食事の時間を楽しんでいる姿が見られます。

「食育」で野菜を育てるねらいは、どのように野菜ができるか。子どもたちの気づきにつなげることはもちろん、野菜が苦手な子どもが多いので、育てるところからはじめて、親しみをもってもらいました。

公園で遊ぶ子どもたち

野菜が育つ過程をみて子どもたちの興味・関心を引き出し、家庭でも保護者の方と話すきっかけのひとつになるような、話題づくりのひとつになってほしい気持ちもありました。

実際に水をあげていくと花が咲いて、実がついてくる過程の中で子どもたちも愛着がわいてきたようで、少しでも変化があると「お花が咲いたよ!」や「先生!実がなったよ!」「早く食べたいね!」と教えてくれるようになりました。

苗植え

活動履歴

観てわかる!つくし保育園 食育の取り組み (YouTubeで観る)
味噌づくり
味噌づくり 

冬になると寒仕込み味噌づくりを行います。大豆を茹で、つぶし、混ぜて、丸めて寝かせます。仕込んだ味噌は来年の冬に、子どもたちが味噌汁づくりをおこない、いただきます。「もう味噌できたかな?」「早く食べたいね!」など、来年の冬を楽しみに過ごしています。

さんまの食育
さんまの生態 

秋になると給食でさんまをいただきます。さんまの生態から学び、実際にさんまを1尾手に取り、体の器官・目や口ばしの色・形状を確認し、食べ物への感謝・命の大切さを感じてもらいます。いただく際には、骨の取り方を学び、さんまのすべてを余すことなくいただきます。

アレルギー対応

つくし保育園の給食は、食材・調味料も含めて国産品を使用し、安心、安全な給食を提供しています。あたたかくておいしい給食は、子どもたちの元気の源です。

また、アレルギーをお持ちのお子さまも入園されています。かかりつけ医の診断のもと、保護者と園職員・調理師等が連携・相談をしながら、お子さまに合った食事・おやつを提供しています。

食物アレルギーにもできる限り対応いたしますので、お気軽にご相談ください。

アレルギー対応イメージ

つっくんしーちゃん