死への準備教育
デス・エデュケーション
メモリアル・ピークにお参りするご入居者と職員
デス・エデュケーション
死こそ、
人生最大の事業である
上智大学名誉教授のアルフォンス・デーケン氏によって提唱された「死への準備教育」。誰もが避けて通ることのできない死というものを根底から捉え直すために、私たち秀峰会では、この考え方を何よりも大切にしています。
デス・エデュケーション(死への準備教育) ─ 私たちが大切にしてきた死生観 ─
アルフォンス・デーケン氏とご入居者
秀峰会の介護サービスを受けられている高齢のご利用者は、常に老いや病、いつか訪れる「死」という重い現実に向き合っています。
ご利用者がどのように死を受け止め、生きていこうとしているのか。私たち秀峰会では、死に対しての共通理解を深めるために、「デス・エデュケーション(死への準備教育)」という考え方を何よりも大切にしてきました。
上智大学名誉教授のアルフォンス・デーケン氏によって提唱されたデス・エデュケーションは、「死」を正面から見つめることで、命の尊さに気づき、限りある「生」をより良く生きることを目指す考え方です。
肉体の衰えを止めることはできませんが、心のあり方を変えることで、最期の瞬間まで人間的に成長する機会を得ることができます。
「死」を真正面から見つめ、一日一日を愛しみながら「今」を輝かしく生きる。
サービスをご利用されている方々が充実した日々をお過ごしいただけるよう、私たちは可能な限りサポートを続けていきます。
お別れ会 ─ 死を隠さない ─
「お別れ会」さくら苑にて
特別養護老人ホームさくら苑では、1984(昭和59)年の開苑以来、苑でご逝去された方の「お別れ会」を行ってきました。
開苑当時は、世間的に死を隠す傾向が強かった時代でしたが、デス・エデュケーションの一環として、死を隠さず、オープンにしてきました。
故人を偲ぶと同時に、残されたご入居者やスタッフは改めて、デス・エデュケーションを考える機会となります。
現在でもご利用者やご家族のご希望により、特別養護老人ホーム「さくら苑」と「南永田桜樹の森」で行われています。
メモリアル・ピーク(法人墓地) ─ なりたい自分のピークが旅立ちの時 ─
メモリアル・ピーク(法人墓地)
1987(昭和62)年に、事情があってご家族に引き取っていただけない方を無縁仏にはしたくないという職員の願いから、法人墓地「メモリアル・ピーク」が建てられました。
富士山の形をした石塔には、2つの意味があります。
ひとつは私たちの法人名である秀峰、すなわち至高の山・富士山を表現しています。
もうひとつは、人は誰しも自分の生涯の夢を成就させ、最も高い地点─ピークに到達して旅立って行くことが理想の姿ではないかという思想を表し、デス・エデュケーションの考え方とつながっています。
職員への教育 ─ 共通理解を深める ─
研修の様子
秀峰会では入職された方に対して、デス・エデュケーションの研修を行っています。
デス・エデュケーションは、法人理念や活動テーマと同様に、私たちの根底を流れる大切な考え方です。
研修を通して、私たちの日々の支援活動の意義やあり方を学んでいただきます。
関連コンテンツ
秀峰会におけるデス・エデュケーションの関連リンクです。ぜひご覧ください。