こんにちは!
秀峰会の広報デザイン部です。
その後わたしは風邪を引き、まだ鼻から大量の鼻水が出てきますが・・皆さんは元気にお過ごしでしょうか。
今年の風邪はとてもしつこいのでお気をつけてお過ごしください!!

さて、本日は「グループホーム銀らんの丘(後編)」です。
今、横浜市磯子区の岡村公園内レストハウスでは「グループホーム銀らんの丘ぬりえ作品展」が開かれており、ご利用者、スタッフの皆さんと一緒に鑑賞してきました。
本日はその時の様子を書かせていただければと思います。

秀峰会では、カラーバード 主宰 久保 みより先生のご指導のもと、1996年から"「ぬりえ」を使った自己表現活動" を行っています。
全て久保先生のお話しの抜粋ですが、
この活動は上手に塗ることが目的ではなく、むしろ塗っているプロセスが大切であり、 色を塗っている間、(介護が必要な高齢者の方々が)普段は見られないような様々な表情を見せてくださる、とのことです。
色には記憶を蘇らせる作用があり、「こんな紫色の着物を母が着ていた。」「初恋の人が採ってくれたアケビの実の色だ。」と、お話しされたり、 よく使われる色にはその方の大切な思いが込められているそうです。
また、普段カラフルな色使いをする方が体調を壊し、黒1色しか使われないこともあったそうで「使っている色でお話をしている」と考えられるそうです。
例え1色でも1ヵ所でも、だからこそ伝わる思いがあり、「色は心を語るもう一つの言葉」として、できるだけご自分で色を選んでいただく。
だから、"「ぬりえ」を使った自己表現活動" なんですね!

この作品展を鑑賞して、先生のお話しを肌で感じることができました。
これらのぬりえには、たくさんの驚きや感動がありました。
例えば、グループホーム銀らんの丘で1日過ごした際、一言もずーっとお話しされることなく、ほとんどお部屋で睡眠を取ったりじっと座ったまま過ごされていたご利用者のぬりえが、とても力強く、はみ出しも少なくきれいに塗られていました。
また、1日中、表情ひとつ変えることなく過ごされていたご利用者は、カラフルな色をたくさん使った、印象的なぬりえをされていました。(印象派ですね!モネ好きです・・)
これらは、介護が必要な状態になられ、健常者の方のように言葉や表情ではあまり自己表現をされなくなったご利用者の、心の中から湧き出た輝きのように見え、また同時に、お一人おひとりを少し知ることができたような喜びを感じました。

また、岡村公園に訪れた方々から、あたたかいメッセージもいただきました。
地域の方々にもたくさん観ていただき、感激です。

これからも地域の一員として「グループホーム 銀らんの丘」の皆さんがあたたかな時間を過ごせますように。

では、また次回のブログでお会いしましょう☺

グループホーム 銀らんの丘
横浜市磯子区広地町11-41
JR京浜東北 根岸線「根岸駅」下車「磯子駅前」または「上大岡駅前」行きバス「仲之町」バス停 徒歩3分
045-750-5545
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